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映画とビール
友人に誘われて、「クララ・シューマン 愛の協奏曲」を見ました。
監督はブラームスの末裔で、基本はノンフィクションです。

あらすじ・主人公のクララは、作曲家ロベルト・シューマンの妻であり、コンサートピアニスト。
苦労してつかんだ幸せは長くは続かず、
心の病に苦しむようになる夫を抱えての生活。
やがて夫と新進気鋭の若い作曲家ブラームスとの間で心は揺れ、
さまざまな愛を受け止め逞しく生きていくクララ・・・

ストーリーはシューマンとブラームスの有名な話なのですが、
音楽史では陰の存在のクララに、焦点が当たっていて、
女性としてのクララの生き方を改めて考えさせられました。

19世紀、女性が活躍し個性を持って生きていくことは、
現代と比べられないほど生き辛かったに違いありません。
精神を病んだ夫と、7人の子供を抱え育て上げ、77歳まで生き、
おまけに、14歳も年下の青年ブラームスに恋焦がれられるなんて。
さぞかし逞しく魅力的な女性だったのだろうなあ。

ちなみに、ブラームスはクララが亡くなって一年内に63歳で後を追うように亡くなります。
最初の出会いは、クララが34歳、ブラームスが20歳なので、
43年間もプラトニックなままで思い続けるなんて、すご過ぎる。
おそるべし、ヨハネス・ブラームス。ちょっと怖いよ、ブラームス・・・


映画の後、世界の各地のビール飲めるビアホール?に行きました。
私は、コロナくらいしか外国のビールはわからないので、
勧められるがままに、レフ・ブラウンの生ビールを飲みましたが、
濃くてまったり甘くて美味しかったです。
そして店が閉まるまで、音楽や映画や、女子な話で盛り上がったのでした。
誘ってくれてありがとね、itokoちゃん♪



ここからは、独り言なので、よかったらで。

主演クララ役のマルティナ・ゲデックは、
「マーサの幸せレシピ」「善き人のためのソナタ」出ている女優だった。
美しいです。「マーサ・・・」もおもしろかったものね。

シューマン役にはパスカル・グレゴリー
調べてみたら、
なんと、エリックロメールの「海辺のポーリーヌ」に出演している人だった!
や~ん、絶対何度もみてるやん。あの、暗い青年役か!
こんなに年をとったら、わかんない。わかんなかった。
エリック・ロメール、
「緑の光線とか」「友達の恋人」とか、大好きで、
東京から帰ったばかりの頃、
関西弁に耐えられず、
扇町にあった映画館にオールナイトに行ったっけ。
例のしょうもない、女子なせりふの連続で、2本目でダウンしてしまった。
オールナイトは二度と行かないと誓った「エリック・ロメール映画祭4本立て」・・・


予告で見た「あの日、欲望の大地で」に興味あり。
怖そうなどろどろ。
キム・ベイシンガーとシャーリーズ・セロン
キャストがいいでしょ?
監督は「バベル」「21グラム」のギジェルモ・アリアガ
誰か一緒に行きませんか?
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【2009/09/25 11:48】 | arts | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
コメント遅くてすみません。マルティナ・ゲデック私も好きなんです。こちらでもとても人気がある女優さんのようですよ~。地味な美しさが好き。マーサ・・・も好きな映画でした、でもドイツっぽいですね。
【2009/10/04 17:33】 URL | ちづ #J/UxyAHE[ 編集] | page top↑
ありがとうございます
コメント、ありがとうございます。でも、本当に無理しないでね。
今は引越しや伴奏でお忙しい時でしょ?ドイツでの生活を満喫してね。
ドイツ人の俳優は、日本ではハリウッド俳優などに比べると、認知度が低いけど、ドイツ映画は盛り上がっているのかな?日本はいま邦画がすごい人気なの。またお帰りになったらドイツの映画事情など教えてね♪では~。
【2009/10/05 01:09】 URL | ぴあのりこ #-[ 編集] | page top↑
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