今日は、友人の陶芸家が出品している、
『神戸アートマルシェ2009』に行きました。 クラウンプラザホテル(旧新神戸オリエンタルホテル)の、 ワンフロア全てが展示会場となっているアートフェアです。 と書くと、大きな展示会場を思い浮かべますが、 そうではなくて、約30ある各客室が、 現代美術、日本画、洋画、版画、陶芸、写真などの展示ブースとなっており、 出品者は、壁、ベットの上、クローゼット、バスルームなど、 部屋の全てを使って、作品の世界を表現できるようになってます。 それほど広くないホテルの廊下を行き来し、 各部屋を回って見るのは、文化祭のような感じもあり、わくわく楽しいものです。 さて友人は、丹波・立杭の陶芸家で、丹波の仲間と一緒に出品していました。 大きなオブジェのような作品から、小さな器まで、 部屋の中に所狭しと並べられていました。 私は、彼が九州で修行をしていた頃から作品を見てきているのですが、 本当に、このところの作品は拝見するたびに、素敵なのです。 初めは、荒々しく、男性的で、ちょっと単純で原始的な(?)感じもあったのですが、 最近はその力強さより、繊細さや、やさしさがより感じられ洗練されてきたと思います。 でも、根っこにあるパワーや、おもしろがり、な部分は変わらないので、 世界が複雑になって、見ていて本当に楽しいのです。 私は、ひいき目なしに、一番よかったと思います。 見に来た方々と、陶芸の話をしている彼を見て、 古い友人ゆえに、「偉くなっちゃって~」と胸が熱くなりました。 芸術で食っていく。というのは厳しい世の中なので、 いろいろ悩みを話した事もありますし、 その彼が、こういう作品を作っていくことで前に進んでいるのだな。 と、感動を覚えました。 やっぱり、最終的に男の人って強いな~。女の人は器用貧乏やなと思いました。 いや、私だけかもだけど。 すごい元気と勇気をもらいました。 私も、小さなプロジェクトに向かって頑張っているところなので、 時間がかかっても実現させよう。と力をもらいました。 多分ホームページはないと思いますので、ぜひ、立杭にお越しの際はお寄り下さい。 また、秋に陶器祭りがひらかれるようです。 彼の作る食器は、大きな作品とはまた違い、毎日手にしたくなる、 飽きの来ない優しい、温かいものです。本当に、オススメですよ。 豪人釜 篠山市今田町下立杭3-15 電話・079-597-3077 スポンサーサイト
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