中学1年生になったばかりの、Yuちゃん。
今日はとても素敵な演奏を聞かせてくれました。ありがとう。 中学1年生は、何かと心がぐらつきやすい年頃です。 受験を終えて、ほっとしているところへ、新しい中学生活。 携帯電話を持ち、行動範囲も広がり、 見る事する事、何もかもが新鮮で、 毎日がどれほどヴィヴィッドに見えることでしょう。 と同時に今までのように、ピアノの前で地道に練習する事が、 馬鹿らしくつまらなく感じる時みたいなのです。 おおむね予想通り。ではあるものの、 この時期しばらくレッスンが停滞するので、 やれやれ、きたきた… って感じです。 でも、実はこのぐだぐだが、とっても大切だと思うんです。 この時期は、きちんと自分と向き合うための、 繭の中のような時間なのかなと思います。 しっかりと大人の細胞に組み換えるために、 今まで組み上げてきた考え方や習慣を、 一度ばっさり捨てる必要があるのでしょう。 乳歯がはえかわるように、ここでは捨て去ることが必要みたいです。 そして、もう一度新しく、より強固で自分らしい基礎を組み上げるようなのです。 なので、レッスンが滞っても、安易にヤキモキしない事が肝心です。 おろおろしないで、今まで通り、どころか、 より高い眼差しを示し続ける事です。 この時期、親御さんから、 練習しないし、ピアノから気持ちが離れて続けていいものか・・・と、 相談を受けることも多いのですが、 そういう時期なので、おろおろしないで見守っていれば、 秋か2年生に上がる頃には、落ち着いてきます。 早く結論を出さない事はとても大切です。 そして、実は、この後が劇的にミラクルな成長を遂げる時期となります。 これは、もう本当に、ピアノ教師冥利に尽きます! すごい吸収力で、レッスンの度に、その逞しさに感動してしまいます。 もちろん、表情には出しませんが。 それにしても、乳歯が生え変わるってすごく不思議ですよね。 肌も、爪も髪の毛も少しずつ成長していくのに、 、少しずつ大人の歯になったりしないのですね。 不便にも、一度なくなってしまうんですよね。 なぜなんだろう? そんなわけで、先週ずいぶんな内容だったので、カミナリだったのですが、 それを消化して誠実な演奏が聞けました。ありがとう。 まだまだ、当分ぐだぐだは続くと思いますが、色々悩んで頑張ってほしいな。 いつの間にか、色っぽく素敵な女の子になっているYuちゃんへ。 スポンサーサイト
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