スカルラッティが、素敵に弾ける人は、
本当に音楽的な人だと思う。 構築積み上げ型のベートーヴェンや、 内面ファンタジーのシューマンや、 コストパフォーマンス高!のヴィルトゥオーソなリストでは、 ある程度アプローチ方が考えられるし、 努力で幾ばくが積み上げられるような気がする。 けれど、スカルラッティはなんだろう。 自由すぎて、かつ自立しすぎている。 頭の固い私は、とても到達できそうにない。 微生物みたいに、なにものにもとらわれない。 形式も時代も性別も年齢も、とっぱらって音楽です。 微生物って・・・スカルラッティが聞いたら怒るかしら? 宇宙的と言い換えてもよいけど。 そういう、確実に生きてるけど、なにと言えない感じがスカルラッティにはあります。 割りにぼんぼんで、苦労もあんまなさそうなんだけど。 というわけで、 スカルラッティのCDを見つけたら、すぐ買ってしまう。 ホロヴィッツのなんか、同じのを3枚も持っていた・・・ ホロヴィッツも好き、ポゴちゃん(ポゴレリチ)も好き、 でも、最近の発見&お気に入りは、 クララ・ハスキル。 ハスキルはモーツァルトが有名だけど、スカルラッティもよいと思います。 シャープじゃないけど、微生物的とらわれない感が、 そして、決して威張らない。 スポンサーサイト
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