インフルエンザ騒動の後始末で、慌ただしい日が続き、
心がふわついている、と感じていたのだが、 お茶のお稽古に行って、すっと熱がひいた。 6月に入っているので、風炉に変わっていて目にも涼やかだし、 点てたお茶が冷めやすいよう、浅いお茶碗が出ていたり、 お菓子も、季節の琵琶をかたどったものだったり、 ひんやりした葛よせだったり・・・ 肩の力の抜けた自然な、でも細やかな配慮のあるもてなしに触れて、 はっと自分の浮き足だった、慌しさが諫められた。 人が何かに気付く時、 何よりも自分の内側から気付かされる時に、 ぐっと重みがあり、そして、その感触はいつまでも手元に残る。 レッスンで、生徒さんを早く良くしてあげたい。と力が入ってしまい、 そういう内側から気付く余白をつぶしてしまってるかもしれないな・・・ なんて客観的になる余裕も、 お茶席で正座していると出た一日でした。 昨日のお軸は、 白圭、尚、磨く可し。(はっけい、なおみがくべし) (小成に安んぜず、さらに磨いて向上せよ。) 白圭ではないけれど、 心します・・・ スポンサーサイト
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