fc2ブログ
〈よかった探し〉
世界名作劇場をご存知ですか?
「赤毛のアン」「ふしぎな島のフローネ」「南の虹のルーシー」・・・

その中で、〈よかった探し〉をする少女がいたのを覚えていますか?
先日、ふと思い出して、調べてみました。「愛少女ポリアンナ物語」でした。


牧師だった亡き父の遺言で、みなしごのポリアンナは、
どんなに些細なことでも「よかった」と思える事を毎日探しだします。
それが、〈よかった探し〉です。

実を言うと、
8歳の少女が〈よかった探し〉をする姿勢の、
なんともいえない説教くささが、子供の私は好きになれませんでした。
冒険したり、開拓地を逞しく生きるアンやルーシーの方が好みでしたが、
大人になって、この話をふと思い出したのです。
〈よかった探し〉って、なんだたっけ?

豊かな人、貧しい人。能力のある人、そうでない人。
健康な人、体の弱い人。美しい人、そうでない人。
環境や、才能や、人はそれぞれ不公平に授けられています。

けれど唯一、感じる心は、均等に与えられていると思うのです。

それは素晴らしい音楽や、絵画を前にした時、私がいつも感じることです。
演奏や作品を目の前にした時、人は等しくなります。
そこに、境遇や、才能は関係ありません。
その豊かさを受け止めるチャンスは等しく与えられているのです。

どんなに人から見て美しく、豊かであっても
自分自身が幸せだと感じられなければ、幸せではない。
これがない。ではなく、
これがある。と気付く事。
それは幸せの秘訣なのかもしれません。

そう、「よかった探し」は、実は奥が深いのです。


この「愛少女ポリアンナ物語」、DVDも出ています。
団塊ジュニアが買っていると思われます。
ハウス少年少女名作劇場とか、懐かしいなあ。


スポンサーサイト



【2009/07/14 01:13】 | life | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<スカルラッティのソナタ | ホーム | いにしえの・・・>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://amiciashiya.blog45.fc2.com/tb.php/39-41c869e2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |