世界名作劇場をご存知ですか?
「赤毛のアン」「ふしぎな島のフローネ」「南の虹のルーシー」・・・ その中で、〈よかった探し〉をする少女がいたのを覚えていますか? 先日、ふと思い出して、調べてみました。「愛少女ポリアンナ物語」でした。 牧師だった亡き父の遺言で、みなしごのポリアンナは、 どんなに些細なことでも「よかった」と思える事を毎日探しだします。 それが、〈よかった探し〉です。 実を言うと、 8歳の少女が〈よかった探し〉をする姿勢の、 なんともいえない説教くささが、子供の私は好きになれませんでした。 冒険したり、開拓地を逞しく生きるアンやルーシーの方が好みでしたが、 大人になって、この話をふと思い出したのです。 〈よかった探し〉って、なんだたっけ? 豊かな人、貧しい人。能力のある人、そうでない人。 健康な人、体の弱い人。美しい人、そうでない人。 環境や、才能や、人はそれぞれ不公平に授けられています。 けれど唯一、感じる心は、均等に与えられていると思うのです。 それは素晴らしい音楽や、絵画を前にした時、私がいつも感じることです。 演奏や作品を目の前にした時、人は等しくなります。 そこに、境遇や、才能は関係ありません。 その豊かさを受け止めるチャンスは等しく与えられているのです。 どんなに人から見て美しく、豊かであっても 自分自身が幸せだと感じられなければ、幸せではない。 これがない。ではなく、 これがある。と気付く事。 それは幸せの秘訣なのかもしれません。 そう、「よかった探し」は、実は奥が深いのです。 この「愛少女ポリアンナ物語」、DVDも出ています。 団塊ジュニアが買っていると思われます。 ハウス少年少女名作劇場とか、懐かしいなあ。 スポンサーサイト
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