ピアノ教室には、最年少3歳の男の子も来ます。
小学校に上がる前の子供たちの、嬉しくなるような可愛い話には事欠きません。 さて、昨日は、4歳の男の子のレッスンでした。 独立心が旺盛で、 一緒に弾こうとすると、「弾かないで!弾けるんだから~!」と、私の手を払いのけます。 音符を見失わないように、楽譜を指し示そうとすると、 これまた、「できるから!」と手を払いのけます。 で、「じゃあ、もうあと、お願いします。」と手を放すと、1人で弾けちゃうのですね。 この男の子のレッスンは、 ほとんど、男の子主体で進んでます。 昨日も、大工さんとペンキ屋さんのリトミックを延々して、 家を何軒も建てました。 これはまた、実は高度な事をしています。 神童でなくても、30分もあれば、5歳児は、32小節くらいの曲を、 すぐに覚えてドレミ唱してしまいます。 曲をドレミで歌いながら、大工さんになって、釘を打ったり、 ペンキ塗りの動作をしたり。するのです。 たまに、私が意地悪して、テンポや拍子を変えたり、調を変えたりするので、 大人でも、結構難しいですよ。 で、昨日のレッスンで極め付きにうけ、驚いたのは、 いきなりその彼が、「ハリがないから書かなきゃ」というので、 私は「は・・り・・・???」と思いをめぐらしていると、 「ほら!」と目の前の楽譜を示すのです。 そこには、なにやら、子供の薄い筆圧で書かれた模様が・・・ 先週『みつばちマーチ』を歌っている時に、 「みつばちをここに書きたい!」というので、書いているのを見ていたのですが、 一週間経って、もはや私には、ぐるぐるの模様にしか見えなかったのですが、 彼には、しっかりと針のない、みつばちに見えているようで、 満足気に、お尻のあたりに、よろよろの針を書き足したのでした。 きっと、子供の心の中には、 あやふやなものなんてないんだろうなあ。 スポンサーサイト
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