今日のお稽古は「茶箱点前」でした。
「雪月花」の中の、 花点前と雪点前をしました。名前も美しいですね。 「茶箱」は、ピクニックセットのようなもので、 高さ20センチ程度の箱の中に、 小ぶりの茶碗、棗、茶筅、茶杓、茶巾、お菓子入れなど、 お茶を点てる時に必要なものが全て入っています。 茶人はその箱を携えて、 野外に出掛け、四季の移ろいを感じながらお茶をいただいていたのです。 以前、夙川の花見の時に、野点をしましたが、なかなか乙なものでした。 茶箱点ては、箱の中に、全てのお道具が入っているので、 まず、箱から次々とお道具を出し、おままごとのように広げて、お茶を点ていきます。 点てた後は、今度はそれらを、清めながら箱の中に次々としまって、 最後はぴったりと箱だけになり、すっきり片付きます。 どんどん収めて、最後に箱だけが、 目の前に残される瞬間は、かなりの達成感です。 本日のお軸 「風従花裏過来香」 風は花裏(かり)より過ぎ来って香し(かんばし) 「水自竹辺流出冷 風従花裏過来香」禅林句集 (水は竹辺より流れ出でて冷ややかに、風は花裏(かり)より過ぎ来って香し(かんばし) ) からきています。季節を感じさせるだけでなく、 どんなものも、ルーツや源になる所が、とても大事だ。というような意味も含んでいるそうです。 7月は、本業が忙しく、お茶のお稽古はお休みです。 スポンサーサイト
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