「人生はドロップスの缶のようなものだと考えているんです」
秋元康のその話を聞いた時、 多分すごく凹んでいたんだと思う。 だから慰められ、ストンと納得できたのだと思うのだ。 もしかしたら、励ますためのお話だったかもしれないけど、 ならば、狙い通り、励まされた。 この「人生=ドロップス缶説」は、 人生はドロップスの缶のようなもので、 缶の小さな口から、どの順番で何が出てくるのかはわからない。 けれど、誰の缶も中身は同じ。 オレンジやレモンキャンディが次々出てくる人もいれば、 何味かよくわからない白い飴ばかり出る人もいる。 マスカットキャンディを願って缶を振っても、コーヒーが出る人もいれば、 一発で願い通りのキャンディに出会える人もいる。 けれど、缶の中身はみんな同じ。 どの缶にも同じ種類、同じ量のキャンディーが入っている。 当時の私は、たぶんすごく凹んでいたのだと思う。 自分は今一番不幸のように思えても、 ドロップスの中身はみんな同じなんだ。 おめあての飴が出てこなくても、 まだ出てきていないだけなんだ。 ともうちょっと信じることが出来た。 というような、話。8年位前かな。 今日祖母に会いに行ったら、サクマドロップスの缶があったので。 スポンサーサイト
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