
今週の一枚は、オーギュスト・ロダンの彫刻です。
先週のいわさきちひろの可愛い子供たちから一転、
ドラマティックな愛の一枚です。
一昨年、パリに2週間ほど遊びに行った時に、
念願のロダン美術館に行きました。
あまりの衝撃にしばらく身動きが取れないほどでした。
苦しいほどの愛の強さ、生命力の深さに、ただただ見入るばかりでした。
彫刻のおもしろさ、表現力を始めて知った体験でした。
ロダンの作品の生命力にもにじみ出ていますが、
数々の愛人がいて、女癖は最低だったようです。
中でも身も心もぼろぼろになってしまうほどロダンを愛し、
そして愛するあまり憎しみに狂ってしまうカミーユ・クローデルの存在は有名ですよね。
谷崎潤一郎の「春琴抄」とか、ワイエスとヘルガとか、
形にはまらない、超濃いい人間関係が、少し羨ましい気持ちです。
スポンサーサイト