昨日は、中国地方最高峰の鳥取・大山(1729m)に登ってきました。
米子からバスで一時間ほどのところにあります。
いつもどおり、いい天気に恵まれ、絶好の登山日和!

朝8時半登山開始です。
大山寺の史跡が点在する麓からスタートし、
階段かいだんまた階段・・・。一足ひとあし登ります。
気温も体温もぐんぐん上っていきます。
頂上まで、ほとんど下りの道がなく、ひたすら登り続けるのは大山の特徴です。
大山はブナの木立が多く、そのため陽射しが足元まで届くので
山は明るく、白山の潔さや、白馬や奥穂高とも違う、
穏やかで爽やかな、優しく透明感のある山でした。
6合目過ぎた辺りで、少し岩が大きくなり、
登りあがるのに息が荒くなりましたが、
おや、と思う間に9合目を過ぎ、頂上についてしまいました。
予定より1時間半も早く、10時半に頂上到着。
仕方ないので、それほどお腹もすいていないけれど、
お昼ごはんにして、しばし頂上を楽しみます。
予想していたよりも近くに日本海が見え、
弓ヶ浜の弓の形をした美しい砂浜が見えます。
そして、遠い海の上には不穏な黄砂の帯。
眼下には昔話に出てきそうな、こんもりとした小さな山々、
のんびりした田園風景が広がります。
雪の多い土地には珍しいと思うのですが、鳥取の風景には、明るさと鷹揚さがありました。
下山は、もっともっと早い!
一気に降り、麓の大山寺で静かにお参りをして、
12時半下山です。
程よい疲れを癒すべく、「最高に美味しい」と謳われる、
ごく普通に美味しいソフトクリームを土産物店で食し、
「シーズンインの登山にふさわしかったね。」と幾分上から目線で、
友人といよいよ始まる夏山登山への思いを馳せながら、
無事下山できた事を感謝しつつ、帰路につきました。
あまりに早く下山したので、
バスの出発時間まで米子駅付近を散策するも15分で終了。
人々はどこにいるんだろう??というほどに、
のんびりと閑散とした町でした。が、これも旅行の醍醐味。
ぼや~んと、あてのない時間を楽しみました。
帰りのバスの中から、
新月から2日たったばかりの鋭い三日月と金星が仲良く寄り添った、
なんだか幸先良い夜空をみることが出来ました。
しばらく、遠出は無理だけど、
今年は北岳に登りたいなあ。
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