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シューマン=村上春樹
村上春樹の『1Q84』の売行きが騒がれているけれど、
新書はそうそう買えないので、久しぶりに『ねじまき鳥クロニクル』を引っ張りだしてみた。

中学生から村上春樹は読み続けていて、エッセイも紀行文もよく読む。
すりきれるほど何度も読み返した作品も何冊もあるのに、
『ねじまき鳥クロニクル』は、拷問描写が苦手なのと、重苦しい感じがあり、
今まであまり手には取らなかった。 

久しぶりに読んで、初めて面白く感じた。
読むたびに、印象が変わり、違う気付きがあるのも、村上春樹の好きなところのひとつだ。
あんなに好きだった「ダンス・ダンス・ダンス」が最近違うんだよな。
 

さて、読み進めながら、
基本的にはファンタジーな事、そして、話が挿入が多い事、 
ファンタジー引用の突飛さが、
むむむ、これなんだっけ?体験した事あるぞ。と考えた。 

ら、シューマンのピアノソナタだった。 
通ずるものがあると思うのですが、いかがでしょうか?

大江健三郎が、ノーベル賞をもらった頃に、「物語の持つ癒し力」の話をしていて、
当時の私は、物語と癒しがあまり結びつかなかったのだけど、今はよくわかる。
年をとったという事かな…



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【2009/06/17 20:43】 | life | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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