11月は茶道では開炉(かいろ)といい、
風炉から炉にお点前が移ります。 しゅんしゅんと沸くお湯に、勢いを感じ出すのもこの頃からです。 時同じくして、 5月に摘んだ茶葉が、新茶として飲めるようになるのもこの霜月。 その年の新茶の入った壺の封を切って楽しむ、口切の茶事があります。 茶道の11月は、新年のような晴れやかな月なのです。 霜月2回目の今日のお道具には、 色とりどりの紅葉が描かれ、金色で縁取られたお茶碗がでていました。 10月の侘びたお道具から一転、 艶やかなお茶碗に、心も明るく、 寒さを楽しむ気持ちにもなっていきます。 そう、冬って昔から嫌いじゃないのです。 クリスマスもあるし、ホットチョコレートはおいしいし、 ダウンコートはぽかぽかだし、雪山は美しいし! ケーキも一年でもっとも美味しく感じる季節! そうそう、先日先生に、 「あなたもそろそろお稽古に着物を着ておいでませ」といわれ、 着物デビューを心積もりしている今日この頃。 1人で着物がきれるようになったら、かっこいい! タイトルは百人一首の一句。 もみじとくれば、これですね、龍田川。 ちはやぶる神代も聞かず龍田川 からくれないにみずくくるとは(在原業平) 百人一首の中には、もう一首、龍田川を詠んだ句があります。 私はこちらのほうが好きかな・・・。 嵐吹く三室の山のもみじ葉は 龍田の川の錦なりけり(能因法師) 真っ赤に色づいた紅葉って、心が燃えませんか? いつだか、晩秋の夕暮れに大原の紅葉を見に行った時、 そのあまりの鮮やかさにちょっと頭がおかしくなりそうだった。 そういった狂い様が、この2句には漂っているところがすごいな。 今週末辺りは紅葉が良さそうですね♪ ではまた。 スポンサーサイト
|
|
| ホーム |
|