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神無月・中置
10月4日の満月は本当に美しかったですね。見られましたか?

さて、今日はお茶のお稽古、中置(なかおき)でした。
茶道の暦で10月は、
11月の炉開きの前の月、つまり風炉の最後の月ということになります。

5月頃から使用する風炉は、
ふつう畳の中央より左、すぐ右となりに水指を置き、
右側にいる客から火を遠ざけるように据えられるものですが、

10月にもなれば肌寒い日もあり、火を少しでも客に近づける気持ちで、
それまで道具畳の左に据えられていた風炉を真中に寄せ、
反対に、水を入れた水指は客から遠ざけ風炉の左に置く扱いをします。

このことを中置(なかおき)といいます。
昔の人は、本当に細やかな感受性ですね。
季節と、人を思う気持ちをこういう形で表現することを思いつくなんて。
確かに、釜からたつ湯気をみて、ふんわりと懐かしさを覚えました。
移ろいゆく季節を感じ、
その中で何事にもしがみつかないで「無」である事を確かめ、
改めて、パワーをもらったお稽古でした。

あ、「奥の細道」読みたくなったな。
冒頭、まだ暗唱できますよ。大好きなのです。

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【2009/10/06 11:30】 | life | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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