すっかりご無沙汰してしまいました。
ブログ更新もすっかり滞ってしまいました。 ぼちぼちはじめて行きますので、コメントや拍手宜しくお願い致します。 さて、今年の受験シーズンも終わり、一息つけました。 嬉しい報告。ようやく肩の荷がおりました。 幼稚園からずっと見ている生徒さん、 なんとか希望の大学に合格させてあげたい。 最後の2年間は彼女自身、精神的にも技術的にも強くなりました。 合格結果もさることながら、 報告に来てくれた時の、清らかな笑顔を見て、なにより嬉しく思いました。 ともかく、 ようやく肩の荷が下り、 同時に来年度の受験生の引き締めを開始した1日でした。 次はあなたたちの番ですぞ! というわけで、 自粛していた雪山も解禁。 今日も雪山へエスケープです! スポンサーサイト
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バンクーバーオリンピック、なんだかんだ見てしまいますね。
生徒に音楽上での努力を伝えたい時、 私はよくスポーツ選手の話を引用します。 音楽家の話をするよりも、身近な存在なのでわかりやすいようです。 なんのために、という点で、他の職業よりも近いと思います。 自分との戦い、対話。という部分も似ています。 さて、このオリンピック、どうやら運営上いろいろトラブルがあるらしい。 聖火の点灯がうまくいかなかったり、機械のトラブルがあったり、 リムジンバスが時間通りでなかったり… そんなニュースを聞きながら、以前、友人を訪ねてスノーボードを抱えて、 カナダのバンフに行った時の事を思い出します。 バンクーバーを経由して到着したカルガリー空港からバンフへ向かうバスからの風景。 高速道路の向こうには、カルガリー郊外の住宅街が見えます。 ずらりと立ち並ぶまったく同じ形、同じ色の大きな大味な家々。 日本の小さいけれど、工夫を凝らし手のぬくもりを残した、 一軒一軒違う町並みを思い出しながら、 「こんなに味気のない家が、それも隣何軒も同じでも平気なんて、 カナダの人は、結構感受性が雑なんだなあ、 どうりで、芸術家の話を聞かないわけだ」と妙に納得しました。 そうしてバスはカルガリーの街を通り過ぎ、バンフへ向かって進みます。 まわりの家がどんどんまばらになっていき、ほとんど見えなくなり、 かわりに、カナディアンロッキーの黒い岩肌が近づいていきます。 そびえるロッキーの向こうの空が高く感じられ、 視界が一気に広がり心が開放されていくようです。 高速道路はカナディアンロッキーの内部に向かって突き進み、 左右のどこまでも続く深く切り立った黒い岩肌には白い雪が張り付き、 コントラストが美しい。 山から流れる川は溢れんばかりに勢いよく流れ、 草も木も緑は深い色で様々な色調で豊か。 そして動物が佇むのすら見えます。 クマや鹿が見える! 自然はどれもとても豊かで深みがあり、 暖かさと荒々しさと、優しさと険しさと… 私はバスから見えるその自然に目を奪われ、 心を強く揺さぶられました。 これほど豊かな自然がそばにあるのだから、 この国には、わざわざ文化を作り出す必要はなかったのかもしれないなあ。 と先ほどの平板な家々を思い出しながら、直感しました。 それほどカナダの自然は芸術を超える豊かさで、 それは過去に行ったヨーロッパでは感じることのない豊かさでした。 さて、カナダの人は、みんな温かくて人懐こかった。 バンクーバーでも、 親切すぎであやしいんちゃう?と思うくらいの人懐こさがありました。 色々不手際のオリンピックニュースをみながら、 カナダでの素敵な時間を思い出し、 ありえるかもしれないと、内心思いつつ、 あの、暖かさ、鷹揚さもなんだかいいかな?と思ってしまいます。 カナダ、またいつか行きたい国です。 |
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