今週は、なぜだか忙しい。
いや理由ははっきりしているんだ。 ・台風で休講になった分の補講。 ・それにともなる通常レッスンの振り替え。 ・生徒のコンクールが近いので、補講が多い。 ・先週より授業が増え、出校日数が増えた。 ・自分の練習も忙しくなってきた。 と今週は色々重なって、 今日から週末まで9時から21時まで仕事が続く。 別に当たり前のことなのだけど、 普段、お勤めの人よりものんびり生活している分きつい。 でも集中して乗り切ります。 そんな時、私が心の支えにしているのは、 クルム伊達公子さんのブログ。 38歳にして、奇跡的なカムバックを果たし、世界一を達成した笑顔の素敵な彼女。 ブランクの末、カムバックを決意したいきさつから、 今のストイックな、でもぬくもりと充実感のある毎日がつづられています。 伊達公子オフィシャルブログ ![]() (写真は、昨日作ったアボガドとかに身とトマトのサラダ。 タバスコを少し入れるのが、みそです。) 今日は、今から、自分のレッスンと打ち合わせとレッスンとレッスン。 移動の多い一日です。9時からのジムに滑り込めるかな。 では、今日も素敵な一日を♪ |
先日お茶のお稽古で、とても心に残るお話を伺いました。
茶道では「一期一会」などと同様に、 とても重要になっている考え方のひとつに、 『一座建立(いちざこんりゅう)』という禅語があります。 これは、 その「一座」に居合わせた者が、 互いに相手を尊敬し、心を合わせ、時間を共有しようという気持ちがあってはじめて、 その世界の「楽しさ」、「純粋さ」、「高さ」を生み出す事ができるという意味の禅語だそうです。 客を招く時、 亭主はできる限りのことをしてあげようと工夫します。 簡単なようで意外と難しく奥の深いことですが、 これにより招いた者(亭主)と招かれた客の心が通い合い、 気持ちのよい状態が生まれます。これこそが、「一座建立」なのです。 私が、まずとても日本的で素敵だなあと思ったのは、 この建立しようとすることが、目に見えるものでないという点です。 カテドラルや城壁など、 目に見えるものを作り続けてきた大陸文化とはどこか違う気がします。 コンサートも形のないものを共有する場所です。 特に音楽は、絵画や文学ともちがい、本当に何も残りません。 主客が心を合わせ、添わせ、心の底に見えない何かを立ち上げていく。 コンサートはまさに、「一座建立」の場所といえるのではないかしら。 お客様がただの受身ではなく、主客が一緒になって心を合わせ、 かけがえのない今のこの時間を、この場所を、 より楽しく、高く、豊かな時間として共有すること。 演奏会をそんな場所にしていきたいと思います。 そしてそのために弾き手は、 聞き手が共に、楽しみ、高めて行きたいと思える気持ちを、 ひき出す努力と準備を最大限にしていかなくてはいけないのですね。 何かとても大事なものを学んだように思います。 大きな指針が手に入ったという気分です。 だんだん材料がそろってきたなあ。 まずは、12月6日のコンサート頑張ります♪ |
燃費の悪い車のように、よく食べる私。
もちろん、甘いものはいつでも別腹です。 さて今日は、妹が帰ってくるというので、 お気に入りのシュークリームを買って帰りました。 妹にかこつけて、実は一番私が食べたかったりして・・・ ほんとに美味しいんです♪ ![]() つやつやとしたカラメルと、粉砂糖のかかったプチシューが綺麗に並んで、 宝石箱のようでしょう?? クリームも美味しいし、一口サイズで食べやすく、 ほんのり苦いカラメルのシューがとっても美味しいのです。 よく、おもたせに利用しています。 注文してからクリームを入れるので、 予約をするほうがいいですよ。 ![]() (大きさがわかるように母にとってもらいました。) 芦屋・オルテンシア 0797-22-4444 メレンゲのクッキーも美味しくてオススメです。 |
オリオン座流星群が、いま見ごろを迎えていることはご存知ですか?
19日から23日頃までがピークで、 東の空、オリオン座とふたご座の間付近の放射点から、 一時間の約50個もの流星が見えるというのです。 新月が18日だったので夜空も暗く、今年は観測には絶好のチャンス。 午後10時ごろから見え始め、 深夜から明け方に向けて数が増えるというのですが・・・ うーん、まだ、今日も見えません。 街の明かりもまぶしいし、私の目が悪いのかしらん(涙) こんなとき、山小屋にいたらなあ。絶対によく見えるんだろうけど。 流れてなくても感動するくらいだもん。 でも、まだあきらめませんよ。いろいろお願いしなくっちゃね。 肉眼で十分観察できるそうですから、皆さんもぜひトライしてみてくださいね。 過去の経験では、あきらめず、夜の暗さになれてくると、ふっと流れます♪ そして、流れたら、やっぱり素敵なHappyな気分になれるんだから! |
あれよあれよと言う間に、神無月もあと10日。
今日はお茶のお稽古でした。 先日も書きましたが、10月は風炉点前の最後の「侘びの月」で中置です。 中置には、大板中置、小板中置、と五行棚の3つしかありません。 今日は五行棚でした。 玄々斎好みのこの棚は、『陰陽五行』を表しています。 上下の2枚の板が、陰と陽を、 棚板の木、炭の火、風炉の土、釜の金、釜湯の水が、 五行、つまり木火土金水(もっかどうごんすい)を表しています。 天板の乾=天、地板の坤=地とし、 五行(木火土金水)を棚の中に納めることで、 そこに、自然森羅万象を象る小宇宙を見る。という事なのです。 この2~3日、言葉が荒かったり、ばたばたしていたので、 今日のお点前は、せっかちで荒いものになってしまいました。 お点前に己を見るようです。反省。 けれど、五行棚のいわれを伺い、 小間にひっそり佇む侘びたお棚に、 広やかな宇宙と、永遠とも思える遠い時間を感じ、 静けさと開放感に包まれるうちに、 波立っていた心が少しずつおさまるようでした。 落ち着いて、心穏やかに、毎日丁寧に過ごしたいものです。 |
今週の玄関脇のギャラリーは、
マティスです。 ![]() 高校の美術の授業で、 マティスの絵を模写しました。 マティスを好きになって、もう随分たちますね。 ニースの夏の音楽祭を受講した時、 レッスンの合間を見て、何度もマティス美術館に足を運びました。 ニースの海を見下ろす高台にある美術館。 コート・ダジュールの明るく乾いた陽気な陽射しの中、 レッスンでの自分の出来なさや、文化の厚みや重さや・・・ なんだか打ちのめされた気持ちを抱えながら、 美術館への坂を、汗をかき息を切らせながら登った事を思い出します。 ニース・マティス美術館 |